【トヨタ株は買い?】EV時代の本命として今注目される理由
トヨタといえば、日本を代表する世界的企業。株式投資でも人気が高く、今あらためて「トヨタ株って買いなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
実は最近、トヨタ株がじわじわと上昇していて、2025年7月現在の株価は2,800円台後半。年初来では20%を超える上昇を記録しており、注目度が高まっています。この記事では、そんなトヨタ株の魅力と今後の見通しについて、できるだけわかりやすくまとめました。
トヨタ株はいまどんな状況?
株価はじわじわ上昇中
直近の株価は2,844円ほど(2025年7月時点)。6月下旬にあった米国との関税緩和のニュースが追い風になり、一時は急上昇しました。
割安?割高?指標をチェック
PER(株価収益率)は12倍前後、PBR(株価純資産倍率)は1.0倍程度と、過熱感はなく「割高ではない」と言える水準です。ROE(自己資本利益率)も10%を超えていて、収益性も高め。
機関投資家にも人気
トヨタは海外ファンドや年金など、長期視点の投資家からも選ばれやすい銘柄。個人投資家の保有も増えていて、安定感と注目度を兼ね備えています。
EV・水素・ソフトウェア…進化するトヨタの未来
EV戦略はこれからが本番
「トヨタのEVは出遅れてる」なんて言われがちですが、実は本腰を入れ始めたばかり。2025年には北米で新しい電池工場が稼働し、2030年までにEVを年間350万台生産する目標も掲げています。
水素車MIRAIも世界に誇れる技術
トヨタは水素エネルギーにも強みがあり、「MIRAI」は世界でも数少ない量産型水素車。EV一辺倒ではなく、複数の選択肢を持っているのがトヨタらしいところ。
スマートシティ「Woven City」も話題
静岡県に建設中の「Woven City(ウーブン・シティ)」では、自動運転やAI、ロボットのある暮らしを実験中。車づくりだけじゃなく、街づくりにも本気です。
トヨタの決算と、最近の株価材料
業績は過去最高を更新
2025年3月期の決算では、売上高が45兆円超え、営業利益も4兆円を突破し、どちらも過去最高。為替の追い風もあり、北米・アジアでの販売が好調でした。
米国との関税合意が追い風に
7月に発表された日米貿易協定の合意では、米国での自動車関税が緩和される方向になり、トヨタにとっては輸出面での追い風。これが株価上昇のきっかけにもなりました。
投資するうえでの「いいところ」と「注意点」
✔️トヨタ株の魅力
- **配当利回りは約3%**とまずまずの水準
- グローバル展開・ブランド力の安心感
- EVや水素といった次世代成長分野の強み
⚠️気をつけたいポイント
- EV分野では、テスラやBYDなどと比べてやや遅れ気味
- 米中関係や為替、原材料価格といった外部要因に影響を受けやすい
- 自動車業界は景気敏感なので、景気後退時は売上に影響が出やすい
他社と比べて、トヨタはどんな立ち位置?
トヨタはホンダ・日産と比べて、売上・利益ともに頭一つ抜けています。海外市場への展開力も圧倒的で、販売台数は世界トップレベル。
EVではテスラや中国のBYDが先行していますが、ハイブリッド車の特許や品質の高さでは依然としてトヨタが優勢。**「安心して買える自動車株」**というポジションは今も健在です。
アナリストはどう見てる?今後の株価見通し
証券会社の多くは、トヨタの目標株価を3,200円前後と設定しており、今の株価から10〜15%の上昇余地があるという見方。業績予想も上方修正が続いており、成長が続くと見る声が多いです。
結論:トヨタ株は「じっくり持ちたい」銘柄
短期的には材料に反応して株価が上下することもありますが、トヨタのように実績も信頼もある企業は、中長期でじっくり保有したい銘柄です。
配当もそこそこ良くて、将来的な成長も期待できる。しかもブランド力があるので「持っていて安心」。そんなトヨタ株、もし今後の日本株で何を選ぶか悩んでいるなら、ポートフォリオに入れておく価値は十分あると思います。