サンリオ(8136)は「ハローキティ」をはじめとするキャラクター事業で世界的に有名な企業です。 株価の上昇だけでなく、株主優待と配当も投資家から人気を集めています。
この記事では、最新IR情報をもとに「株主優待の内容」「配当の推移」「実質利回り」、そして最後に簡単な投資判断をまとめていきます。
株主優待の内容(最新基準)
サンリオの株主優待は年2回(3月末・9月末)に実施されます。内容は以下のとおりです。

優待の実際の価値
例:100株保有の場合
- ピューロランド入場券:1枚(通常大人1人 約3,600円相当)
- グッズ券:1,000円
これが年2回もらえるため、年間で約7,000円分の価値になります。
株価8,000円(100株=80万円)とすると、優待利回りは約0.9%です。
配当の推移(視覚的に把握)
サンリオは業績拡大に伴い、配当も大きく増えてきました。

- 2021/03:0円
- 2024/03:22円
- 2025/03(予想):53円
- 2026/03(予想):60円
2026年3月期予想配当は60円で、配当利回りは約0.75%となります。
総合利回りの試算
100株保有・株価8,000円想定で計算すると:
- 優待価値:約7,000円
- 配当金:6,000円(60円×100株)
- 合計:約13,000円相当
実質利回り ≈ 1.6%となります。優待を実際に使う人なら、体感利回りはさらに高く感じられるでしょう。
今後の注目ポイント
- 増配余地:海外展開が好調ならさらなる増配の可能性
- 優待制度の継続性:コスト面で改悪リスクはゼロではない
- 株価水準:PERは40倍台と割高感があり、押し目待ち戦略も一考
投資判断まとめ
- 短期:優待権利取り需要で株価が支えられやすい
- 中期〜長期:配当+優待を楽しみながら保有できる銘柄
- 注意点:割高圏の株価、優待改悪リスク
サンリオ株は「投資リターン+キャラクター優待を楽しめる」点が魅力で、ファンやテーマパークに行く人にとっては特にお得感のある銘柄です。
まとめ
- 株主優待はパークチケットやグッズ券で年間7,000円相当
- 配当は増配基調で、2026年予想は1株あたり60円
- 総合利回りは約1.6%
- 楽しみながら投資できる銘柄だが、株価水準には注意